
米国ETFで手堅く資産運用を行なっているAmalfi(@money_Amalfi)です。
リーマンショック以降、右肩上がりだった米国経済。チャイナショックに英国のEU離脱と何個も不安材料はありましたが、景気後退には至りませんでした。
2018年は中国との貿易摩擦、FRBの利上げがクローズアップされ、S&P500の年次リターンはマイナスになっています。
「そろそろ米国経済やばくない?」
「2019年から景気後退するんじゃない?」
巷ではそんな声をよく聞くようになりました。
景気後退に備えて投資家がやるべきこと。積立投資家であれば黙々とルールどおりに積み立てるだけです。
が、しかし
「資金」と「メンタル」に自信がある方は、今回ご紹介するSPXSを使わない手はありません!!
SPXSとは?
【資産運用】
米国が景気後退する前に覚えておきたいETFが『SPXS』
S&P500が下がれば利益が出るETF。使い方覚えると、かなり高い確率で投資資金を稼げます。
不安材料で大きく下げたときは高い確率で翌日も下げます。そこで利益を取って、高配当株などの原資にしましょう!#資産運用 #ETF #米国株— Amalfi (@money_Amalfi) 2019年1月20日
SPXSとは『Direxion デイリー S&P500ベア3倍ETF』という米国ETFで、S&P500のパフォーマンスの逆方向に3倍の値動きをするETFです。
S&P500が暴落するとSPXSは逆方向に動くので、爆上げするということです。しかも3倍も!
「ベア型ETF」というのは下落相場で利益が出るように設計された商品です。逆に上昇相場で利益が出るように設計された商品は「ブル型ETF」となります。
SPXSの分配利回りと経費率は以下のとおり(2019年1月27日時点)。
- 分配利回り 0.68%
- 経費率 0.95%
S&P500とSPXSのチャート比較
以下のチャートはS&P500とSPXSの過去1年を比較したチャートです。
青:S&P500 赤:SPXS

S&P500は2018年12月から下落しているのに対し、SPXSは大きく上昇しています。この値動きがベア型ETFの特徴です。
こちらは過去5年のチャートです。
青:S&P500 赤:SPXS

過去5年のS&P500は2018年こそ年次リターンがマイナスでしたが、右肩上がりに上昇しています。S&P500が上昇すればその3倍の値動きで下降するのがSPXS。
資本主義社会においては、SPXSは長期で保有するETFではなく、短期売買のためのETFであるということをよく覚えておきましょう。
SPXSの使い方
下落相場でリターンを出すことができるのがこのSPXS。スイングトレードで売買するには非常に扱いやすいETFです。
というのも、人は得するよりも損をする方が嫌いな生き物です。
例えば、2/3の確率で1億円あげるけど、同じく1/3の確率で1億円奪うと言われたらどうですか。
1億円をもらえる可能性の方が高いですが、一般的な所得の方であれば、リスクを冒してまでこの賭けには乗らないでしょう。
この例は極端かもしれませんが、人間は損をしたくないんです。
下落相場では、損をしたくない投資家が狼狽売りを行い、次の日も次の日も下落するというケースが少なくありません。
こちらのチャートを見てください。これは2018年12月のVOO(ベンチマークがS&P500)のチャートです。

12月26日に反発していますが、上昇スピードより下降スピードの方が早いことが分かります。損をしたくないという人が殺到するので、一気に下落する訳です。
ここを狙うのがSPXS。
投資家が狼狽売りをする中、前日(A)の終値から翌日(B)の寄付きで大きく下落したときは、その翌日(C)も下落する可能性が高いです。このBの日の寄付きで確認し、SPXSを購入。3倍の値動きをするので、購入当日に利益が出たなら売ってしまうのもありです。欲は出すべからずです。
ある程度値幅が取れたら即離脱するのがポイント
ここで得た利益で、下落しているコカ・コーラやプロクター&ギャンブルなどの連続増配高配当株でも買えばそれ以上の成功はありません。
SPXSはこんな人におすすめ
SPXSは「投資」ではなく「投機」的要素が大きいETFです。賭けといえばそれまでですが、下落相場は素人でも比較的にチャートの予測が立ちやすいため、そこを利用できれば資産を大きく増やすことができます。
ただし、余剰資金で少額購入することをお勧めします。レバレッジ3倍は儲かれば大きいですが、逆も然り。予想とは逆にS&P500が大きく上昇してしまった場合の衝撃は計り知れないでしょう。
ただし、信用取引ではなく現物取引なので購入したSPXSがゼロ円になる訳ではありません。その点は心の支えになりそうです。
以上を踏まえると、SPXSの購入に向いている人はこんな感じです。
- 余剰資金がある人
- メンタルが強い人
- 経済ニュースに敏感な人
- 株の空売り経験がある人
- 他人を出し抜きたい人
早ければ米国経済は2019年にリセッション(景気後退)すると言われています。
それまでにSPXSを知っているか知らないかで、将来のリターンが大きく変わってくる可能性があります。まずは少額で、かつ景気に悪材料のニュースが入った時に挑戦してみてください。
くれぐれも、「欲」との戦いには注意してください。ある意味、SPXSを買うこと自体が「欲」なので、それ以上は博打ですww
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