
30代前半というと、結婚したり住宅を購入したりと色々とお金がかかる時期です。
という私も現在31歳ですが、昨年2016年に結婚し、一戸建てを購入。車も買ったし、出費が尋常じゃなかったです、、
最も大きな出費が住宅購入。頭金と諸費用合わせて950万円。本当にこの先やっていけるのやら・・・
ということで、今回は自分の資金計画シミュレーションついでに、30代前半平均年収の人が、3,000万円もしくは2,000万円の住宅を購入して、その後の生活を送れるかシミュレーションしてみました。
なお、試算にあたり、各諸条件は以下のとおりです。
- 試算には住宅金融支援機構の資金計画シミュレーションを使用。
- 世帯貯蓄500万円の場合と1,000万円の2パターン
- 30代前半の平均年収は年収ラボから438万円と仮定
- 100万円を生活防衛資金とし、残りを頭金に利用
- 年収上昇率は1%と仮定
- 住宅ローンはフラット35SのAプラン
- 借入期間は30歳から35年
- 金利は平成29年4月時点
- 団体信用保険加入
- 退職金は大卒平均の1,941万円を採用
- 子供は1年後に1人、4年後に2人目で小中高は公立、大学は国立。
- 仲介手数料、引越代は試算から除外。その他支出費は初期値を使用。
- 居住地は埼玉県を想定
貯蓄500万円、子供2人予定で3,000万円の家を買う
住宅購入金額:3,000万円
頭金:400万円(諸費用込み)
借入金額:2,700万円
融資率:9割以下
試算結果は以下のとおり。

自己資金的には19万円程度余裕があるということで、一応購入できそうですね。
さて、その後の生活はどうでしょう?

グラフの説明:収入・支出グラフの収入合計はグレーで示されますが、収支が赤字の場合は赤色の四角で示されます。貯蓄残高グラフのオレンジバーは貯蓄が生活費の半分を割り込んだことを示しています。
結果は、地獄!!
貯蓄500万円なら30歳の平均以上かと思いますが、36歳から貯蓄が底をつくという展開。
3,000万円の家なんて全然買えないという悲しい結果に、、
では、2,000万円の家ならどうでしょうか?
貯蓄500万円、子供2人予定で2,000万円の家を買う
住宅購入金額:2,000万円
頭金:400万円(諸費用込み)
借入金額:1,700万円
融資率:9割以下


やはり子供の教育費が家計を圧迫。子供が中、高と重なる時には赤字に転落です。
しかし、教育ローンや大学では奨学金を利用すれば生活は成り立ちそうですね。
こうゆう試算をすると、親の苦労が分かります。当たり前のように小中高、そして大学と通っていましたけど、家計は火の車だったんだろうなと、、
では、貯蓄が500万円の2倍の1,000万円の場合はどうでしょうか?
貯蓄1,000万円、子供2人予定で3,000万円の家を買う
住宅購入金額:3,000万円
頭金:900万円(諸費用込み)
借入金額:2,200万円
融資率:9割以下


なんと、3,000万円の家を購入した場合、貯蓄1,000万円でも暮らしていけないという試算になりました。
30歳で貯蓄1,000万円あればかなり優秀だと思いますが、現実は厳しいんですね。
では、2,000万円の住宅であればどれくらい余裕ができるのでしょうか?
貯蓄1,000万円、子供2人予定で2,000万円の家を買う


50代で貯蓄がほとんど底をつきますが、貯蓄1,000万円あれば2,000万円の家を買っても妻と子供2人を養っていくことができるようです。
2,000万円で住宅購入となると、新築一戸建ては難しいと思いますが、中古住宅であれば可能でしょう。
まとめ
30代前半の平均年収438万円の人が、一馬力で妻と子供2人を育てるライフプランの場合、
- 3,000万円の家を買うには貯蓄1,000万円あっても生活していけない。
- 2,000万円の家を買うなら貯蓄1,000万円あれば貯蓄が底をつかずに生活できる。貯蓄500万円では教育ローンや奨学金の利用が必要。
という結果になりました。
生活に少しでも余裕を持たせたいのであれば、
- 夫婦共働きをする。
- 30歳までにできる限り多くの貯蓄をする。
当たり前ですけどこの2つです。
特に夫婦共働きは大きいです。お互い平均年収だとすると約900万円になります。これはでかい!!
我が家はありがたいことに妻が働いて家計を助けてくれています。妻が働かなくてもいいように、早く収入をアップさせたいと思ってます。新年度だし頑張ろっと!!
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