
皆さんは家を買う時に、どのような点を基準にしますか?
- 価格
- 間取り
- 立地条件
- 広さ
いろいろあると思いますが、今注目されているのは耐震性能です。
どれくらいの人が耐震性能を重視しているか?
住宅金融支援機構が2015年に調査した「住宅取得時に特に重視するもの」についてのアンケートで、耐震性能を重視すると回答した人は全体の23.1%で第3位です。
また、耐震性能を重視すると回答した人の5割が、コストアップしてでも耐震性能を向上させたいと考えているようです。
耐震性能を上げるためには?
耐震性能を上げるためには、主に3つの方法があります。
1.耐震
柱、梁、筋交いなどを強化し、建物全体の強度を高めて、建物が倒壊しないようするものです。建物全体を強固にするので、その分建物全体は揺れることになり、揺れを軽減するものではありません。
2.制震
柱や梁、壁といった建物の重要な部分に制震装置を設置することによって、建物に伝わった揺れを吸収するものです。
制震装置の例として、住友ゴムのMIRAIEなどがあります。MIRAIEの場合、最大で揺れを70%程度軽減できるようです。
コスト的には、延床面積140m3程度であれば、1階に4つ設置しておよそ40万円程度です。(住宅メーカーから聞いた情報)
3.免震
基礎と土台の間に積層ゴムなどを設置し、地震の揺れをゴムに吸収させて建物自体の揺れを軽減する方法です。
揺れの軽減率は85%~90%とも言われますが、コストは制震の4~5倍はかかるようです。
費用の面から考えると、耐震構造を有しつつ、制震装置を設置するのが良さそうですね。
耐震性能を確認する簡単な方法
耐震性能を表す指標として、耐震等級というものがあります。
耐震等級は1~3まであります。
耐震等級1とは、建築基準法と同程度の建物です。
この建築基準法と同程度とは、「数百年に一度発生する地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震(東京では震度5強程度)の地震力に対して損傷しない程度。」という意味です。
この内容をかみ砕くと、「震度6強~震度7程度の地震が1回来た場合には、建物は倒壊せず、人の命を守ることができるけど、建物の被害は甚大であることが予想され、かつ2回目はどうなるかわからない。」ということです。
耐震等級2は、建築基準法の1.25倍
耐震等級3は、建築基準法の1.5倍です。
国が定めているのは耐震等級3までですが、構造計算上、建築基準法の何倍もの性能を有している住宅もあります。
正直、耐震等級1の家に住むのは怖いですね。個人的には最低でも耐震等級3は欲しいと思っています。
Amalfiが購入した家の耐震等級はいくら?
今月の頭に建売住宅を購入しました。
建売と言っても、まだ家の図面はなく、これから間取りを考えていくことになっていました。
それでも、建売という契約なので標準的なプランがあります。その標準プランについて、耐震性能を営業さんに確認したところ、
なんと耐震等級1でした!!!!!!!!!
ということで、この家の購入は辞めようと思います。まだ営業には話していませんが、、手付金として30万円入れていますが、まだ図面も作成していない段階なので、お金は戻ってくるということです。
マイホーム購入を諦めたわけではありません!!
近くの住宅団地のモデルハウスを契約しようと思っています。
家具、家電ついてしかも太陽光パネルが付いているZEH住宅!!
ZEHとは家のエネルギー収支がゼロになる家のことです。光熱費は太陽光発電の売却益で賄います。
そしてそして、構造計算上は耐震等級3以上!!(残念ながら、制震装置なし)
でも、審査機関に申請して耐震等級3を取得している訳ではなく、構造計算上の耐震等級3以上ということなので、これから耐震等級を取得すべきか、営業側と協議したいと考えています。
価格は、もろもろ込みで、元々契約しようとしていた物件と同等。
長期で考えると、モデルハウスのほうが太陽光の売電収入があるからかなり有利。となると100%乗り換えるに決まっています!!
今回の僕の事例のように、建売住宅は耐震等級1というものが多いようです。
耐震等級1でも制震装置が付いていたら問題ないのかもしれませんが、建売住宅で制震装置を標準装備しているメーカーはまずありません。
購入前に耐震性能をしっかりと確認することをお勧めします!!
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