
昨年12月に分譲モデルハウスを購入し、入居して2ヶ月が経過しました。
初めての住宅購入。念願のマイホーム。思い切って奮発してモデルハウスを購入した訳ですが、メリット・デメリット、色々と思うところがでてきましたので記事にまとめます。
モデルハウスのメリット
まずは、箇条書きでメリットを列挙し、次に説明していきたいと思います。
- スペックの割にコストを抑えられる
- 値引き交渉が可能
- 注文住宅のように間取り等を考える必要がない
- 建物を見学できるため、費用対効果が分かりやすい
- 家具家電が付いてくる
以下、順に解説します。
1. スペックの割にコストを抑えられる
モデルハウスの第一の目的は、一般客にその家を見てもらい、戸建住宅及びハウスメーカーのイメージを膨らませてもらうこと。要は最終的に、そのメーカーで契約をしてもらうための布石です。
見せる(魅せる)ための家なので、エクステリア、インテリア共にそれなりのコストをかけている訳です。
ですが、分譲モデルハウスは1年程度展示して多くの人が見たり触ったりするため、新築購入希望者としては少しネックになります。
そのネックを解消するために、販売価格を下げる訳です。

そう、そのとおり。
そのため、購入前にやっておくべきことがあります。
- 購入しようとしている分譲地区の他メーカーのモデルハウスの価格調査
- 他の分譲地(他の団地)の購入希望メーカー及び他メーカーの建売・モデルハウスの価格調査
私の場合、現地に足を運んで確認した物件は20軒ほどです。
これだけの数の住宅仕様を確認し価格調査したので、購入する際は納得して買うことができました。
2. 値引き交渉が可能
提示された金額でハイハイと絶対に買わないこと!!なんでもそうですけど、値引き交渉しないと損!!
特に展示期間が終了し、なかなか売れずに残っているモデルハウスは頑張って値引き交渉してください。
というのは、メーカーとしては持っているだけで固定資産税がかかるので早く手放したいということ。また、モデルハウスが売れ残っているとうのはメーカーとしてはマイナスイメージ。特に年度ごとに新しいモデルハウスを建てるような分譲地区では、古いモデルハウスがずっと売れ残っていたら、見学者からしたら「人気がないんだなー」ってどうしても思ってしまう。
逆にこうゆう物件が最もお得に購入できる可能性が高い!!
私が購入した物件の場合、展示期間が終了して半年の間に数件引き合いがあったようですが、ローン審査が下りなかったりで結局買い手がつかず、当初価格より300万円下げて再広告。
そんなときに、たまたま私が見学に訪れ、既に決めようと思っている物件があることを伝えると、

注意:こんなふざけた顔の営業マンじゃないよ
ということで、200万円下げてもらって、そこからさらに交渉して30万円下げてもらい、冷蔵庫を付けて、外溝をタダでやり直してもらいました。
あくまで私の一例ですが、前例があるということで、これから住宅を購入される方は頑張ってみてください!!
注文住宅でも値引き交渉ができるようですが、よく聞く話が値引きではなく、現物支給ですね。先ほどの冷蔵庫の例です。
3. 注文住宅のように間取り等を考える必要がない
これについては色んな意見があると思います。
間取りを考える、壁紙等を考えるのが好きな人はいいのですが、私の場合はちょっと違います。
嫌いではないのですが、頭の中だったり、図面みたり写真見たりしていくらイメージを膨らませて注文しても、理想と現実は良い意味でも悪い意味でも少し違うと思うからです。
4. 建物を見学できるため、費用対効果が分かりやすい
3.の続きにもなるのですが、出来上がっているものの中から自分の理想に近い物件を「見て」、「触って」と実際に体感して購入できるので、納得して買うことができます。
本当にこの家に大金をはたくべきか、、そのような不安がある場合は、最初に1.で述べましたとおり調査を行う。または、迷うようであれば購入を見送ることをおすすめします。
理想に近いものがなければ諦めて注文住宅にしてください。せっかくの買い物ですから、少しでも理想に近づけましょう。
5. 家具家電が付いてくる
これは正直かなり大きなポイントです。
分譲モデルハウスは基本的に展示されている家具家電がついてきます。(「基本的」にと記載したのはそうではないメーカーも一部あるからです。)
私の場合、以下の家具家電が付いてきました。
- エアコン×2台
- ソファ
- オープンデッキ用のソファ、イス、テーブル
- ダブルベッド
- コーヒーメーカー
- トースター
- リビング用の机
- テレビ台
- カーペット
- ロールスクリーン×大小10個
- 倉庫
思いつくのでこれぐらい。もうちょっとこまごまあります。
これだけ買うだけでも100万円近くいくでしょう。
家を買うときって、土地と家の価格、住宅ローンのことばかりに目が行きがちですが、家具家電はバカにならないです。
また、インテリアコーディネーターが揃えた品なので、自分で選ぶよりもセンスが良い。
田舎町なので、ホームセンターといえばニトリぐらいしかありません。(ニトリもお値段以上で個人的には好きです)
家具家電が付いてくるのは結構有難いことだと思いませんか?
モデルハウスのデメリット
住んでみてのデメリットという点では、5番くらいです。1〜4は私の場合はそこまで気になりませんでした。デメリットを列挙します。
- 間取りにこだわる人には不向き
- 土地が選べない
- 新築感が薄い
- 新築物件より手直し箇所が多くなる
- 不要な設備がある
1. 間取りにこだわる人には不向き

というような間取りにこだわりがある方はモデルハウスは難しいかもしれません。ドンピシャで理想の間取りのモデルハウスがあればいいのですが、なかなかそうはいきません。
また、風水にこだわる場合も難しいですね。私は風水はキリがないので無視しましたけど、、
間取りのイメージはふんわりとという方がモデルハウスに向いていると思います。
2. 土地が選べない

こうゆう土地の融通が利かないのはモデルハウスのデメリット。私も南向きが理想でしたが、現実は北向きです。南側に分譲地があります。
ここは優先順位をどこに置くかになりますね。「土地」なのか。「建物」なのか。私は「建物」を選んだというだけです。
北向きも悪いことばかりではありません。基本的にリビングは南向きだと思いますが、オープンデッキがあれば光の入射角はある程度確保されますし、私たちの地区では南側に家が建つので道路からの目線が気になりません。
3. 新築感が薄い
完成して1年もしくは2年ほど経過していること、大勢の人が見学に来ていることから、「完璧な新築」とはいきません。正直なところ大差ではないのですが、「完璧な新築」との違いは香りです。
新築のモデルハウスも数件ほど見学したのですが、あきらかに「新築」って感じの香りでした。例えて言うなら、新車と新車購入1ヶ月目くらいの違いです。
また、入居直後はキズが目立ちます。内覧していたので仕方がありませんが、新築物件よりは明らかに多いと思います。例えば床のキズとか壁紙の汚れなどです。
しかし、基本的にこれらは全て無償で補修、貼り替えしてくれるのでとりわけ気にすることもないでしょう。中には他メーカーでこんな営業マンもいましたが、、

絶対に補修費で元を取るじゃねーか。
4. 新築物件より手直し箇所が多くなる
3.でも記載しましたが、1年もしくは2年ほど見学用として使われていたため、手直しが必要な箇所が多いです。
補修してきれいになるならいーや、と割り切れる人でないとモデルハウス購入は向いていないでしょう。
ただし、新築物件もそれなりに手直し箇所はあるようです。義理の姉が新築を購入したので話を聞くところそのようです。
5. 不要な設備がある
モデルハウスなだけあって、その仕様は過剰な場合があります。
我が家もそうなのですが、バスタブから泡が出てきます。ジャグジーのようならいいのですが、しょぼい泡。これ正直いらないです。
このように、人によってはいらない物が付いてきます。。
モデルハウスに住んでみての感想
総じて大満足です。
自分たちでは考えつかないような間取り、デザイン、インテリア。注文住宅ではおそらく手を出さなかったであろうZEH仕様。電気代がゼロってのは正直かなり助かります。
また、私の場合は非常に良いメーカー営業の方に巡り合ったと感じています。
とりあえず思いつくこと書いてみましたが、ご不明なこと、聞きたいことがあればお気軽にコメントください!!
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