米国ETFで資産運用を行っているAmalfiです。
私はキャピタルゲイン(値上がり益)狙いのETFとして、VGTとQQQ、インカムゲイン(配当収入)狙いのETFとしてVDCとVYM、その他にVHTとSPXLなんかも保有しています。
キャピタルゲイン投資とインカムゲイン投資はそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが優れているとかいうものではありません。
しかし、これから投資を始める方には圧倒的にインカムゲイン狙いの投資のほうが続けて行きやすいです。
今日はインカムゲイン投資のメリットを踏まえて、その理由を順を追って説明します。
インカムゲイン投資のメリット
インカムゲイン投資のメリットとしては、大きく3つあります。
- 現金での収入が増える
- 配当は精神的安定剤
- 売却の必要性がない
現金での収入が増える
インカムゲイン投資では一定期間毎に配当金を現金で受け取れます。
その現金は紛れもなく、あなたの投資活動によって生じた『利益』
株式や投資信託を売らずとも、確実に『利益』を現金で得られるのがインカムゲイン投資の醍醐味です。
この現金で更に株を買うこともできるし、住宅ローンの返済に充てることもできます。給料が増えたようなもので、そのお金を使って生活を豊かにすることができます。
逆にキャピタルゲイン投資では、株を売らない限り現金収入はありません。
未来の収入ではなく、今のキャッシュフローを豊かにするのであれば、インカムゲイン投資意外にあり得ないということです。
配当は精神的安定剤
つみたてNISAやiDeCoの登場により、投資信託の購入障壁はグッと下がりました。さらに、投資信託の手数料が下がったことで、運用するに相応しい商品が増えたことも初心者には嬉しい限りです。
しかし、投資信託はキャピタルゲイン狙いの商品がほとんどであり、景気後退期には大きく基準価額が下がることもあります。
2018年からつみたてNISAデビューされた方は、なかなかプラス益にならず不安な1年だったかもしれません。
この点、インカムゲイン投資では安定して配当収入を得ることができるので、含み損が出てもその株を保有する意味を持つことができます。初心者にありがちな『狼狽売り』を防ぐことができる訳です。
高配当株を一点集中で保有するのはリスクがありますが、ETFを利用すれば含み損が出ても配当収入を得つつ、長期保有することで含み益も得ることが可能です。
売却の必要性がない
キャピタルゲイン投資をはじめ、株は「買う」→「売る」の一連の作業をすることで利益が発生します。
この「売る」ということが意外と難しいんです!
例えば、10年間長期保有していた銘柄が、ある日突然暴落して含み損抱えたらどうします?これが30歳の人だとさらに10年保有することもできますが、仮にこのタイミングが65歳で来たらどうします?
この例は極端かもしれませんが、「売る」=「損益確定」=「自分の行動の正統性立証」みたいなもので、場合によってはこれまで行ってきた自分の投資活動を全否定せざるを得ない状況になるかもしれません。
しかし、キャピタルゲイン投資であれば、元々の目的が「配当収入」であるため、「売る」というゴールを決める必要がない訳です。
初心者こそインカムゲイン狙いが吉
連続高配当株投資はメンタルが弱い人ほどおすすめです。
暴落時も安定して配当金が出るため、含み損でも慰め材料になります。また、配当金狙いであれば、最終的に持ち株を「売る」というタイミングに悩まされることがないのも利点です。死ぬまで保有すれば良いので。#株式投資 #資産運用— Amalfi (@money_Amalfi) February 23, 2019
資産運用において最も重要なことは『市場から退場しないこと』です。
キャピタルゲイン狙いでは暴落時に精神的ダメージが大きくて狼狽売りすることも考えられます。これでは虎の子の財産がパー
インカムゲイン狙いであれば安定した配当収入があるので、これを理由に市場に留まることができます。
じゃあ何を買うの?ということになりますが、最初はVYMやHDV といった低コストのETFを買うことをおすすめします。
そこから、個別の連続増配株に手を出すのもありですし、自分好みのセクターを組み合わせてポートフォリオを作るのも楽しいですね。私は後者です。
【関連記事】アメリカの高配当企業に丸ごと投資できるVYM。長期投資はこれ1本でもOKだと考えています。
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